【令和時代の進路選択7】「早活人材」という言葉を知っていますか?

●「早活人材」という新しい考え方が始まっています。

高卒人材というと、大卒人材と比べ能力的に低く見る考え方も見受けられますが、その見方を打ち破る活躍をしている高卒人材たちが生まれています。

・高卒就職後の3年で管理職試験に合格。大卒の部下らと大きな仕事を回すプロジェクトリーダーに。

・高卒就職4年目で全店でのトップセールスの営業に。

・高卒就職後の19歳で取締役に抜擢され、ひとつの会社を任され経営者に。

考えてみれば、高卒で就職した人材は、大卒より4年早くプロの仕事の場に出て、知識と経験を身につけ成長するわけですから、同じ年齢でその会社に入社した時には、むしろ能力が高く、実績があってもおかしくありません。

大卒等の人材に比べ早く社会に出ることを「メリット」と捉え、いち早く就職活動をして、早く社会で活躍する人材=「早活人材」と提唱しているのは、一般社団法人スクール・トゥー・ワーク代表の古屋星斗氏。

日本の労働問題などの民間研究者でもある古屋氏は、「メディア等で取り上げられ始めたこともあり、2020年は日本社会が早活人材のポテンシャルを再発見した年と言える」と語っています。

●早活人材を目指す道も頭にいれた進路選択を。

高卒就職に関わる慣行的ルールや学校でのキャリア教育、企業における人材育成や制度の課題など、早活人材という考え方が広まり定着するにはまだまだ課題はあります。

しかし、子どもや保護者も、学費と時間がかかる大卒学歴に替わる選択肢として、高校卒業して社会で活躍できる道があれば大きなメリットです。

「早活人材」という新しい考えも、頭にいれてみては?

【9月20日13:00~15:45「早活人材」について学べるオンラインセミナーがあります】

マイチャレ2020報告会&次世代キャリア教育フォーラム

(参加無料、zoomにてどなたでも参加できます。)

https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZYqceCtrD4pHdYbl-i5XrwUKigHweHMASS0
(リンク先の掲載期間が終了しています)

「早活人材」を提唱する一般社団法人スクール・トゥー・ワークの古屋星斗氏の講演の他、名大社社長の山田哲也氏、豊田工業高校校長の水井久氏らと、次世代のキャリア教育のあり方と「早活」人材の可能性に迫ります。

<参考>

若者が輝ける社会「早活人材」は日本の秘宝

https://vpoint.jp/opnion/interview/167931.h
(リンク先の掲載期間が終了しています)

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「進路サポート」チャンネルでは、子どもたちのキャリア教育等を支援するさまざま情報をお届けいたします。

この記事は2020年9月17日現在、一般社団法人アスバシの情報にもとづき中部電力が作成しています。

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