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【令和時代の進路選択4】大学進学のコストは「1300万円以上」って本当?





●「大学進学」のコストはどれくらい?

進学にはお金がかかるもの...そうは思っていても、具体的にどれくらいのコストがかかっているかご存じでしょうか。「教育費負担の実態調査」によると、入学金や学費、通学費、教科書代などをあわせると4年間で国公立大学でも499万円、私立文系では717万円、私立理系では822万円が必要とのことです。

これだけでも大変な金額ですが、もし大学4年間の間に働いたら得られる収入を考えるとどうでしょうか。厚生労働省の統計の数字で試算すると、月収18~20万円なので4年間で約900万~1000万ぐらいになります。大学生のアルバイト収入は、「平成30年度学生生活調査」によれば年間約40万円、4年で160万円。その分を差し引いても、大学進学のコストは、国公立で少なくとも約1300万円、私立で1500万円という見方もできます。

●奨学金頼りでの大学進学のリスク

高額な教育費が賄えないため、大学進学は奨学金頼りになるのは当然です。前述の学生生活調査によれば、四年制大学に通う学生の47.5%、短大でも55.2%が奨学金を受給しています。奨学金の多くは返済が必要。5年間で1.5万人が奨学金が返せず自己破産に陥っているといいます。卒業後も返済するのに十分な収入の仕事に就けるとは限らないからです。

卒業後、派遣など非正規の仕事にしか就けなかった時には、返済と大変な事態に直面します。このコロナ禍で4年後の経済がどうなっているかわからない今、奨学金に依存して大学進学は、未来にリスクを背負うことになります。

でも「高卒で働くと低い収入で一生働くことになるんじゃないかな...」「大卒のほうが初任給が高く、生涯賃金も高いって聞いたけど...」「じゃあ、どうしたらよいの?」そんな気持ちになるかと思います。

令和時代の進路選択は、この悩みに迫っていきます。

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この記事は2020年8月28日現在、一般社団法人アスバシの情報にもとづき中部電力が作成しています。

【出典】

株式会社日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査」(令和2年度)

厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」(平成32年3月)

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)「平成30年度学生生活調査」(令和2年6月)

朝日新聞「奨学金破産延べ1.5万人」(平成30年2月12日朝刊)

年収300万30代男性。1700万円の奨学金返済に困窮(キャリコネニュース2020/8/20)

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